2018年3月27日

アイロムグループとオウケイウェイヴ、シンガポールの医療情報ベンチャーと再生医療分野で戦略的提携に合意

再生医療・遺伝子治療技術、ブロックチェーン、AI特許技術を組み合わせて、先端医療研究を支援

医薬品の臨床試験の支援や再生医療・遺伝子治療の開発・支援事業を展開する株式会社アイロムグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森 豊隆、以下、アイロムグループ)と、日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:兼元 謙任、以下、オウケイウェイヴ)は、シンガポールの医療ベンチャー企業LIFEX RESEARCH PTE. LTD.(本社:シンガポール、代表者:Fujimaru Nichols、以下、LIFEX)との戦略的提携に基本合意しました。


このたびの戦略的提携は、再生医療分野で世界特許を持つアイロムグループと、AI分野で日米の特許を持ちブロックチェーン技術を用いたサービス開発を推進するオウケイウェイヴが、先端医療情報事業を展開するLIFEX(ライフエックス)にそれぞれの技術を提供し、組み合わせることで、再生医療分野等での貢献を目指すものです。

なお、本戦略的提携は、2015年8月のアイロムグループとオウケイウェイヴの業務提携、2017年10月のアイロムグループとオウケイウェイヴ子会社の株式会社OKEIOS(以下、オケイオス)との業務提携に基づき、展開するものとなります。

戦略的提携の内容は以下のとおりです。

・オウケイウェイヴが日米で特許を持つAI技術(※1)と、同社子会社が持つブロックチェーン技術を用いたクラウドサービスを提供
生活者(患者様)の医療・家族・生活・行動・購買情報のデータに加え、研究機関や医療機関のデータをブロックチェーン技術の特長である改竄されにくい安全性(セキュア)を活かして保管するクラウドサービスを提供(※2)。蓄積した生活者のデータや生活者の日常行動から起こりうる健康状態などの医療情報の変化との相関などをAIにて分析し、生活者に必要な医療等を推奨する仕組みを構築します。

・アイロムグループが、同社子会社が世界特許をもつiPS細胞誘導技術(※3)等を用いた再生医療等の情報を提供し、LIFEXの研究を加速
アイロムグループの子会社である株式会社IDファーマは、安全性と誘導効率に優れたiPS 細胞誘導技術を有し、世界主要地域で特許を取得しています。アイロムグループは同技術に加えて、疾患遺伝子や遺伝子編集、遺伝子治療の研究データ等を受委託契約に基づきLIFEXに提供し、ブロックチェーンデータベースに保管、分析を行って行きます。

 

LIFEXはアイロムグループとオウケイウェイヴが提供する技術等を用いて、遺伝子解析事業を推進します。生体データの解析を通して体細胞を補完する遺伝子を改善するための基幹因子を発見、集約、提供することで人々が健康な生活を送ることができる社会の実現を目指します。

本戦略的提携について、アイロムグループ代表取締役社長の森、オウケイウェイヴ代表取締役社長の兼元、LIFEXのNicholsは以下のように述べています。

アイロムグループ代表取締役社長 森 豊隆
「弊社が取り組んでいる再生医療や遺伝子治療に関する研究データ等が、今回の戦略的提携により、再生医療等の実現の加速化に貢献し、患者様に新たな治療の選択肢の一つとして一日でも早くお届けできることを目指しております。『明日への希望をつなぐ医療を目指して進み続ける』という弊社の企業理念の実現に向け、協力させていただくことといたしました。」

オウケイウェイヴ代表取締役社長 兼元 謙任
「オウケイウェイヴは、子会社のオケイオスを通して、医療情報ブロックチェーン技術を開発しています。“研究機関の研究データと医療機関、患者様、一般ユーザーを遺伝子生体認証でつなぎ、AIで解析をし、最適な医療を提供する”というLIFEXの事業コンセプトに感銘を受け、技術提供を行っていくことにいたしました。」

LIFEX RESEARCH PTE.LTD. Chairman Fujimaru Nichols
「In order to manage our health in a more appropriate way, we must connect the needed information to establish medical treatments surrounding the gene and those people who are in need of them.
Those institutions with these information must connect them to one.
However, publishing information held by each research institution will also mean that they must give up their concessions. Then, the years, expenditures and expenses that they spent would not be rewarded. Also, even on the user side, the procedure for receiving new medical treatments properly would be very complicated and still needs to wait for the time to catch up.
I am very pleased to receive this technology and know-how from I’rom Group and OKWAVE, and to work on this problem together.

より適切な方法で私たちの健康を管理するためには、医療における遺伝子関連情報やそれを必要とする人々の情報を結びつける必要があり、医療機関の持つそのような情報を一元的に管理することが必要です。
しかし、各医療機関が保有する診断情報や研究結果を公開することは、彼らが情報に関する知的財産権等の権利を放棄しなければならない可能性があることを意味します。これでは、彼らが研究に費やした年月や費用は必ずしも報われない恐れがあります。一方、患者様側が先端医療を適切に受けるためのプロセスは非常に複雑であり、また治療法が確立するのを待つ必要があります。
アイロムグループとオウケイウェイヴから技術とノウハウを受けることで、この問題を一緒に解決していく道が開けることを非常に嬉しく思います。」

 

※1 あらゆるQ&Aデータを「質問」と「回答」に分離し、保存・活用するロジックにて日米で取得した特許技術(特許番号 第5885689号)と、オウケイウェイヴ独自開発のAI「KONAN」を基に、生活者のデータを分析するAIを提供します。

※2 オケイオスが独自開発したブロックチェーン技術を活用した医療・ヘルスケアデータを一元管理できるプラットフォーム「eios.BC」。患者は「eios.BC」アプリを用いて自身の医療・ヘルスケアデータを一元管理し、任意で医療機関に見せることができます。「eios.BC」はマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」上にブロックチェーン技術を用いて構築されており、患者側へのインセンティブ付与、改竄や不正アクセスに対する高い堅牢性を特長としています。

※3 再生医療におけるiPS細胞の実用化には、iPS細胞の安定かつ大量供給が不可欠であるとされています。アイロムグループが開発・製造・販売しているiPS細胞誘導キットCytoTune®-iPSは、そのようなニーズに応えることができ、再生医療の発展に貢献することが可能です。
CytoTune®-iPS は、京都大学の山中伸弥教授の iPS 細胞作製技術と、ID ファーマのセンダイウイルスベクター技術を融合させて開発した iPS 細胞誘導キットであり、本キットを用いることにより、一回のベクターの使用で線維芽細胞などの体細胞から iPS 細胞を効率よく誘導することができます。特にヒトに大きな苦痛を与えずに採取できる末梢血・血液細胞からの効率的な誘導が可能であり、他の方法と比べて優れた性能を有しています。さらに本キットを用いて作製された iPS 細胞は、元の細胞の染色体上の遺伝子配列を無傷にそのまま維持しており、また iPS 細胞誘導に用いたベクターが細胞から素早く消失されるよう改良されているため、国内外の研究者から高い評価を受けています。

 

■株式会社アイロムグループについて

アイロムグループは、先端医療事業、SMO事業、CRO事業、メディカルサポート事業の4つの事業により、医薬品を患者様にお届けするための様々な段階に寄与しています。創業以来一貫して患者様の生活の質を高めるために、医療の発展に貢献することを目指して各事業に取り組んでいます。先端医療に関わる技術開発や臨床試験支援等を積極的に推進しており、『明日への希望をつなぐ医療を目指して進み続ける』という企業理念のもと、一日でも早く患者様に新たな治療技術・治療機会を提供することを目指しています。 (コード番号2372 東証第一部)

 

■LIFEXについて

LIFEXは遺伝子研究データを中心とした、ブロックチェーン技術を用い医療情報を安全かつ可用性を持った形で保管する技術“LIFEX BC Network”を開発する医療情報ベンチャー企業です。研究機関ばかりでなく、医療機関、患者様、一般ユーザーまでをこのブロックチェーンネットワークに繋げ、蓄積した情報を様々な組織が解析できるようにすることで、医療の発展に利用できるようにしていきたいと考えています。


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